こんにちは!江坂にあるリラクゼーションサロン ボタニカルタイムです。
基本に戻ってアロマセラピーや精油について何回かに分けて、ご紹介しています。
今日は「精油の製造法」の「超臨界流体抽出法」について書きたいと思います。
<超臨界流体抽出法>
超臨界流体抽出法は、二酸化炭素のように、常温では気体で、圧力をかけると液体化する溶剤を使い、低温での抽出を可能にした方法です。
二酸化炭素などに高圧力を加えて、液体と気体の間くらいの超臨界状態にします。
この超臨界状態の流体は気体と液体の両方の性質を持つため、原料となる植物によく浸透・拡散して芳香成分を取り込むことができます。
香りが強く吸収されるのです。
最終的にその二酸化炭素を気体化させて精油だけを残します。
超臨界流体抽出法では、製造過程で芳香成分が変化しないため、植物そのものに近い香りを得ることができます。
1970年代に開発されたこの方法は溶剤の残留がなく、成分のほとんどが抽出できるため、とっても良い抽出法だと思うのですが、設備費用が高額なため、あまり一般的ではありません。
この方法で抽出された精油はエキストラクトと呼んでいます。
今回で「精油の製造法」のご紹介は最後になります。
代表的な抽出法「水蒸気蒸留法」「圧搾法」「油脂吸着法」「揮発性有機溶剤抽出法」「超臨界流体抽出法」をご紹介しましたので、精油選びの参考になさって下さい。
このようにして製造される精油を上手く安全に使いたいですよね。
次からは、「精油」の薬理作用や安全性、正しい精油の選び方などをご紹介していきたいと思います。
大野かつみ
リラクゼーションサロン ボタニカルタイム
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