こんにちは!江坂にあるリラクゼーションサロン ボタニカルタイムです。
基本に戻ってアロマセラピーや精油について何回かに分けて、ご紹介しています。
これまでは、アロマセラピーで扱う精油の製造法や選び方、その薬理作用をお伝えしてきました。
その精油を正しく安全に使ってもらうために、今日は「アロマテラピーの注意事項」について書きます。
<原液を飲まない、直接肌に付けない>
精油には植物の有効成分が高濃度で含まれています。
原液は刺激が強いため、希釈(薄める)して使用するようにしましょう。
誤って、精油の原液が皮膚についたり、口に含んだりした場合は、すぐに清潔な流水で洗います。
違和感がある場合は、医師の診察を受けて下さい。
<妊娠中は特に気をつけましょう>
精油の中には、通経作用(月経を促す)、子宮収縮作用、女性ホルモン様、神経毒性、流産誘発作用を持つものがあります。
妊娠中の方の使用は、安定期(妊娠5ヶ月ぐらい)までは、芳香浴のみに留めます。
芳香浴で使用する場合も、濃度を通常の半分以下にして、気分が悪くなったら使用を中止しましょう。
安定期に入ってからも、芳香浴以外で使用する場合は、各精油の禁忌事項を考慮して慎重に使いましょう。
<お年寄り、既往歴のある人>
お年寄りや敏感な体質の方は、どのような使用法でも、まずは通常の半分以下の濃度で試してみましょう。
そして、不快感などがあった場合は、アロマセラピーは避けた方がいいと思います。
また、特定の病気がある場合は、専門医の指導に従って精油を使いましょう。
癲癇、高血圧、糖尿病、肝臓疾患、腎臓疾患などの持病のある場合は、避けた方が良い精油や利用方法があるので、各精油の毒性などに十分注意しながら行いましょう。
<乳幼児に対する注意>
3歳未満の乳幼児は芳香浴のみ、3歳以上の子供は体重を考慮し、成人の使用量の10分の1程度から始め、多くても2分の1程度にしましょう。
使用にあったても十分に注意しましょう。
<柑橘系は直射日光を避ける>
光毒性成分(フロクマリン類)の入った精油を肌に湿布した後は、約12時間は紫外線を避けましょう。
<保管場所、使用期限には気をつけましょう>
精油は高温多湿を嫌うため、遮光瓶に入れてしっかり蓋を締め、立てた状態で冷暗所に保管しましょう。
開封後は1年以内(柑橘系は半年以内)を目安に使い切る様にしましょう。
間違って飲んだりしないように、子供やペットの手の届かない場所に保管しましょう。
<火のそばに置かない>
精油は可燃性で、燃えやすい性質があるため、火のそばに置かないようにしましょう。
<劣化した精油や植物油は肌に使用しない>
酸化した精油や植物油は皮膚感作の原因になりますので、肌には使用しないようにしましょう。
<同じ精油を長期間、多量に使わないようにしましょう>
同じ精油を長期間、多量に用いると、効果が薄れたり、特定の臓器を刺激したりする可能性がありますので、2週間くらいを目安に種類を変える方がよいでしょう。
いかがでしたか?
これまでのブログを読んでいただいてた方は、よく理解できたのではないでしょうか?
まとめのような感じになりましたよね。
ここで、「アロマセラピーと精油」については、一区切りという感じでしょうか。
今後は、もう少し深く踏み込んで「アロマセラピー」についてお伝えできればと思います。
大野かつみ
リラクゼーションサロン ボタニカルタイム
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