ボタニカルタイムで「アロマ」を始める!(精油の製造法4)

2018/01/13
ボタニカルタイムの揮発性有機溶剤抽出法

こんにちは!江坂にあるリラクゼーションサロン ボタニカルタイムです。

開催中のキャンペーン「ボタニカルタイムでアロマを始める!」に合わせて、アロマセラピーや精油についての内容をご紹介しています。

今日は精油の製造法の1つ「揮発性有機溶剤抽出法」ついて書きたいと思います。

 

「水蒸気蒸留法」と違い、油脂や溶剤を使った抽出法は、原料や精油成分が水や高熱にさらされないので、デリケートな香り(ジャスミン、ローズなど)を抽出する時に用いられる方法です。

製造の過程で使用した溶剤が微量に残留するため、この方法で得た成分のことを「精油」ではなく「アブソリュート(Abs.)」といい、天然100%の精油と区別しています。

前回の油脂を使った抽出法に続き、今回は溶剤を使った抽出法を説明します。

 

<揮発性有機溶剤抽出法>

揮発性有機溶剤抽出法は、石油エーテル、ヘキサンなどの揮発性の有機溶剤を用いて精油を抽出する方法です。

油脂吸着法に変わって利用され始めた方法です。

溶剤釜に芳香植物を入れ、常温で溶剤に芳香成分を溶かし出します。

植物の中には天然のワックス成分があり、これも芳香成分と一緒に溶け出てきます。

その後、芳香植物と溶剤を取り除くと、固形ワックス状になります。

これをコンクリート(芳香成分:60%、ワックス成分など40%)と呼びます。

ここからエチルアルコールで芳香成分を溶かし出し、ワックス成分などを分離した後、エチルアルコールを除いて得たものをアブソリュート(Abs.)と呼びます。

ただ、アブソリュートには、溶剤が微量に残留するため、トリートメントやスキンケアに使用する場合は注意が必要です。

特に、化学的な薬品に反応する体質の方には注意が必要です。

また、ベンゾインなどの樹脂性の物質の場合は、抽出した精油をレジノイド(REG.)といいます。

 

ローズには水蒸気蒸留法で抽出される精油「ローズ・オットー」と、溶剤抽出法で抽出される精油「ローズ・アブソリュート」がありますが、香りのみを比較した場合は、「ローズ・アブソリュート」のほうが、しっかりと強い香りがするように思います。

 

次回は、「超臨界流体抽出法」をご紹介したいと思います。

「精油の製造法」のご紹介の最後となります。

 

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最近よく聞くけど、「アロマ」って何?

興味はあるけど、何をどう始めたらいいの?

ボタニカルタイムでは、そんな方にピッタリなキャンペーンを開催しています。(1月末まで)

サロンには、アロマセラピーについての説明や利用方法を載せたリーフレットなどを用意していますので、是非、お持ち帰り下さい。

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大野かつみ

リラクゼーションサロン ボタニカルタイム

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