ボタニカルタイムで精油を学ぶ(植物と精油)

2017/11/15
ボタニカルタイムの植物と精油

こんにちは!江坂にあるリラクゼーションサロン ボタニカルタイムです。

基本に戻ってアロマセラピー精油について何回かに分けて、ご紹介しています。

今日は、植物と精油の関係についてご紹介したいと思います。

 

<植物はなぜ香りを放つのか?>

植物はなぜ香り(芳香物質)を分泌してるのでしょうか?

自分の身を守るためと、子孫を残すためだといわれています。

植物は、動物と違って、自分でその場から移動することができませんから、外敵が来ても逃げずにその場で生きていくしかありません。

そこで、植物は芳香物質という武器に、自己防衛と子孫繁栄の為に役立てているのです。

科学的に全てが明らかになっている訳ではありませんが、以下のようなことが分かってきています。

 

(1)誘引効果

子孫繁栄の為に、自ら移動することが出来ない植物は、香りを放って昆虫や鳥を引き寄せて、遠くへ種子を運んでもらったりしています。

 

(2)忌避効果

自己防衛の為に、昆虫や動物などの外敵に食べられないように、苦手とされる香りを放ちます。

 

(3)抗真菌効果、抗菌効果

カビや有害な菌が植物に発生するのを防ぎます。

 

その他にも、次のような役割があると考えられています。

・他の植物の発芽や成長を抑制し、自分の身を守る。

・芳香物質を蒸発させて、暑さから身を守る。

・人間のホルモンのような情報伝達を担う働きをする。

 

<精油は植物のどこにあるのか?>

精油は、植物全体に均一に含まれている訳ではありません。

特定の細胞で作られ、「油胞」という小さな袋に蓄えられています。

柑橘系の油胞は果皮の近くにあります。

ミントなどのシソ科は葉の表面にありますから、手で葉を触ると香りがしますよね。

油胞が砕けるからです。

このように植物によって部位は様々なので、精油の抽出部位も植物によって違うのです。

 

移動できなくても、たくましく生きていく植物の芳香物質のパワーって、すごいと思いませんか?

アロマセラピーは、この植物の力を借りて、自然治癒力を引き出していく自然療法なのです。

次は、正しい精油の選び方などをご紹介したいと思います。

 

大野かつみ

リラクゼーションサロン ボタニカルタイム

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